2018年07月30日

夜よ

夜よ、
暴いてくれるな

私の願いを

夜よ、
暴いてくれるな

眠らせておくれ

夜よ、
夜よ、

ただ静かに
この思いを

眠らせておくれ

夜よ、

闇に秘めたままで

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2018年07月25日

虚栄を張って
自分を失くし

虚像を壊して
周りを失くした

欲しかったものは何だろう
残したかったものは何だろう
守りたかったものは何だろう

私は
私を

飾りたかったのか
見せたかったのか

私は
私に

与えたかったのか
求めたかったのか

私は
私だ

虚ろな容れ物

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2018年06月18日

きっと

さよならきっと好きだった
私は君に名前を呼んで欲しかった
それだけ

たったそれだけだった

偽物でも良かった
嘘でも良かった

ただその声でその唇でこの名を呼んで欲しかった

それだけで
それすらも

少しだけ痛くて
その痛みも愛してた

痛みを愛する事で
君を愛さない様にしてた

触れるだけで
触れ合うだけで
言葉は交わさずに

届かないと知っていて
届けないでいた

だからそっと
そっと

消えるようにさよならを

さよならきっと愛してた
愛してたと伝えなかった事で
愛していた

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2018年01月14日

希求

あなたは私に何を求めるの?

何も求めなかった私は
求めることができないまま

何も求められなくて
求めるのをやめたの?

もう求めないと、それを求めるの?

何も言わない
何も言われない

ただただ、何も無かったことに

何も求めない
何も求められない

何も残らない

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2018年01月05日

さようなら

さようならって言うと、左様なら、と言う

さよならも言えなかったら、さよならも言ってもらえない

サヨナラを聞きたくないから、さよならは言わない

届きますか?
届けますか?
届いてますか?

些有らば、サラバ
最早これまで
いつかまたどこかで
この先のどこかで

交わる事があれば

それまでは

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2017年04月24日

指針

ああ、空よ、星よ、教えておくれ。
私はどこへ向かえば良いのか。
そこをくぐればどこかへ行けるのか。

この思いを抱えてはどこへも行けぬ。
そこをくぐれば捨てる事が出来るだろうか。

ああ、教えておくれ。

posted by 咲久 at 02:14 | Comment(0) | 詩とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月26日

名前

白い名前は腐って消えた
黒い名前は褪せて消えた

白は白として在り得なくなり
黒は黒として成り立てなくなり

その名はその存在として認められなくなって

そしていつしか同じものになった。

白も黒もそれでなくなり
違うものになって
同じものになった

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2016年01月30日

少しずつ

そうやって少しずつ切り落として
こうやって少しずつ削ぎ落として

忘れてしまおう
無かった事にしてしまおう

捨てられなかった思いを
消せなかった思い出を

手放したく無かった
手放せなかった
ずっと持っていたかった

時間が経てば懐かしさに変わる
時間が経てば苦さも薄まる

このまま

山の様に抱えていた名残も
どんどん少なくなって
山の様に残っていた思いも
だんだん小さくなって

こうやって

いずれ綺麗に無くなる様に

切り落としていくよ
削ぎ落していくよ

posted by 咲久 at 04:31 | Comment(0) | 詩とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月01日

空を見て

空を見て
空を見て
空を見上げて

宵闇に浮かぶ影に目を落とす

月明かりに照らされて
宵の風に揺らめく影を

皓々と照る白月の宿る空を滑る雲
星もかすむ青の夜

空を見て
空を見て
宵空を見上げて

ここには居ない影を思い浮かべる

薄青い宵の闇の中
ここから浮かぶ思い出を

見上げる空に広げよう

posted by 咲久 at 23:45 | Comment(0) | 詩とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月16日

しにたがりの吐息

とある事件に関して。
加害者は「被害者はいつも死にたいと口にしていた」と言う。
被害者の周囲の人間は「被害者がそんな事を言ってるのは聞いた事が無いし、普段から明るく楽しい人なのでそんな事を言うような人じゃ無い」と言う。

世間一般的に考えると、加害者が嘘を言ってる、と思うだろう。
罪を逃れる為に、あからさまな嘘を言っている、と。

しかし完全に否定は出来ない。

普段から弱音を吐く事をしない人はそう言う素振りは全く他人に見せずにひっそりと死を願うから。
誰にも気付かれず、誰にも悟られる事無く、明るい笑顔の顔をして、そして誰も見ていない所で息を吐く様に呟く。死にたい、と。

明るく振る舞う事に慣れているから。
弱音を吐くのが嫌いだから。
弱った自分を見せたく無いから。
そんな自分が嫌いだから。
人に心配させたく無いから。

理由はそれぞれだろう。
けれど、そう言う人はいる。

「まさか、あの人が」
「信じられない」
「そんな風に見えなかったのに」

何かあって後から周囲をそう驚かせると言うのも良く話だ。
大体本当の自分とやらを隠してるって人は多いものだ。
そしてどこでも言えない分、どこかでひっそりと、息を吐く様に自然に口から零す。しにたい、しにたいと。

普段から死にたい死にたいと誰もが知る様に息を吐く様に自然に誰の前でも言う人もいる。
誰も知らない所とでひっそりと息を吐く様に吐き出す人もいる。
どちらも死にたいと口にする事には変わりは無いけれど、周囲がどう思うかは大分違うだろう。

加害者の言い分を信じると言う訳では無い。
ただ、被害者の周囲の人の意見と言うのは本当にそうだったんだろうか、と思えてしまう。
もしかしたら唯一弱音を吐き出せる場所がそこだったのかも知れないし、全くの出鱈目かも知れないし。
本当の事は分からない。

死人に口無しとの言葉がある様に、本当の事を知る人は、本当の事を証明出来る人物は居ないのだから。









今回の件とは関係無いけれど、昔、病で早世した友人は普段から早く死にたい、長生きしたく無い、と口にする人だった。
その最期は誰にも看取られる事無く、一人でひっそりと部屋で冷たくなっていたと言う物だった。
私は彼女の死を今でも忘れられない。
哀しいのと同じに、ああ、死ねたんだな、と思った。
人の生死は自分にも他人にもどうこう出来る物ではないと思うし、そうあって欲しいと思う。
明日の事は誰にも分からないのだから。

取り合えずあれ。
人の生死に他人は手を出すな、巻き込むな、とは思う。
自分が死にたくても他人を巻き込むな、とも。


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2015年02月16日

しびとへの手紙

うちには死人(しびと)宛の郵便物が届く。

ウチと言うか正しくは実家だけど。
亡くなって二十年近くになる大伯父宛の郵便物が毎月届く。

うちはちょっと面倒臭い家族の住み分けをしてたんだけど、大伯父が亡くなった後に大伯母を当家に迎えて世話をする事になり、私達家族の住んでた雑居ビルの向いのアパートを一部屋借りてそこに大伯母と姉が一緒に住む形にして、その時に大伯父名義の電話番号を持って来て使う事にしたのだ。

確か当時は電話番号(権利)も、申し込んでも中々直ぐに使えなかったとかだったのかな?
それで大伯母がそのまま引き継ぐ形で電話番号ごと引っ越して来た次第だったと思う。
電話の名義も変えずに大伯父の名前のままにしてたので、毎月の利用料金の明細が大伯父の名前宛で届く様になった。

大伯父は日本画家だった人で、本来の名前を改名して雅号を本名にしていて、その名前が洒落ていてとても好きだったからその名前が印刷された物を定期的に目にするのはなんだか嬉しかった。
その後大伯母も鬼籍に入ったが、電話番号はそのままその家で引き継いだ。
そして近くに別の部屋を借りて家族が移った時も姉が仕事用にとそのままその番号を使う事にしたので、そのまま同じ様に大伯父宛の郵便物は届き続け、更に数年が経った。
此処にどころかもうこの世に居ない人宛に毎月郵便物が届くのは変な話だなぁと思いつつも。

さて、そして昨年、引っ越す事になった姉がその番号を持って行く事になった。

大伯父名義の番号で、大伯父の家族は亡くなった大伯母だけで、二人の子供は幼い内に鬼籍に入ったとかで相続出来る人間は実際の所いない。
色々面倒なので孫って事にしておいてそのまま大伯父の名義のまま持ち出す事にしてたが、NTTからの確認電話でうっかり(略)で番号が引き継げなくなってしまったらしい。
大伯母は母の伯母に当たるが、名義は大伯父なので直接相続出来る権利が無いみたいで。

それで結局新しい番号を取る事になったんだけど、如何せんもう何年も前に亡くなった大伯父の名義の事なので、解約手続きすらも出来ないらしく。
先方の言う事には「電話料金の請求が来ても支払いをせずにそのまま無視して、最終的に料金滞納で回線を止めると言う方法を取って下さい」との事らしい。

これが昨秋位の話。
そして数ヶ月。

そろそろこのしびと宛の郵便物も滞る頃だろうか。
思えばこのバレンタイン時期が大伯父の命日だった気がする。(と言うかバレンタインディだったはず…)

大伯父宛の郵便物は絶えるだろうけど、私の部屋には大伯父の描いた絵が飾られている。
私の大好きな桔梗の絵。
そこには大伯父の署名も入っている。勿論あの私の大好きな雅号だ。

こうして私はまだその名前を目にし続ける事が出来るようである。

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2014年10月16日

死ぬ権利

生きる義務
死ぬ権利
生きる責任

自分だけでは望めない

生きる必要性
死ぬ希望

『私の為に、どうか』

それでも

生き続ける、なにか

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2014年10月15日

暁の深淵を覗きに
焼ける様な深い赤をその目に
暗い暗い闇から覗くその赤を

全てを焼き尽くして昇る赤を

覆い尽くして
焦がれる思いを解き放って

そして私も燃やし尽くして

あの赤で
その暁に

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2014年09月05日

知りませぬ

知りませぬ知りませぬ、厭な事からは目を逸らすのです。こんな物、私は知りませぬ。
目を逸らしても瞳は閉じぬ。いずれ映るその現実。否、目を逸らそうともその手が触れる。

恐ろしい恐ろしい、この贅沢な肉に‥‥‥‥

ヒィィィィィィィィィ!!!!!!


噫、なんと言う事でしょう。とうに忘れたと思っていた、いや思いたかったこの感触。どんなに厭っても突き付けられるこの現。なんと残酷な事なのでしょう。

噫、噫、私は、胡獱に成りたい…訳じゃない‥‥‥。
所でトドって海馬とも書くじゃぁないですか‥。いややっぱり凡骨位で‥‥。

どんなに逃げても、所詮逃げた先も現実でしかありえないのです‥‥‥。噫‥‥。

posted by 咲久 at 01:19 | Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月14日

違った

あそこは私の居場所じゃなかった。
未練がましくしがみつこうとしたけど無駄だった。

仕方が無いから新しい場所を探した。
今度は私の居場所があるかなと思ったけどまた違った。

次の場所はどうだろう。
最初は順調だったけど、やっぱりここも違った。

ここにはもう居られないからまた別の場所を探す。
それでもまだ見付からない。

そこも違う、ここも違う。

いつまで経っても私の居場所は定まらない。

いつまで繰り返すんだろう。
いつまで彷徨うんだろう。

いつになれば私は休めるんだろう。

posted by 咲久 at 03:17 | Comment(0) | 詩とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする